出版寺子屋 本を出す方法

このブログでは、本を出す方法を、 丁寧にお伝えします。 商業出版で本を出すことを目指します。 また、 「誰でも本を書ける」 「誰でも本を出せる」的な無責任な言葉で、 高額な出版プロデュースに 誘導するようなこともいたしません。 このブログは、 そのような怪しさとは一切無縁です。 そのことは、ハッキリとお約束します。

嫉妬はエネルギー

 

こんにちは、

のんびり出版プロデューサーの、

おかのきんやです。

 

きょうは、出版で大切な、

嫉妬はエネルギー。

 

ということについて

お話しさせていただきます。

お役に立てば幸いです。

 

 

 

これで

最大の競争相手がいなくなった

と思うと心底ほっとした。

僕は・・・僕は

なんて汚らわしい

人間なんだろう!

 

 手塚治虫の最強のライバルだった、

人気漫画家が急死したときの言葉。

 

 

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【嫉妬を極める】

 

 偉人のように語られることもある、手塚治虫。

その反面、

嫉妬心がとても強い俗人的な面もありました。

 

私が子どものころ、

『イガグリくん』という

柔道もののスポ根漫画がありました。

手塚漫画をしのぐ、

人気と勢いがありました。

作者は、福井英一、

当時、手塚治虫最大のライバルでした。

 

 

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手塚先生、嫉妬のあまり、

『イガグリくん』の悪口を

「少年漫画誌」の誌面で展開してしまい、

大問題になったことがありました。

 

ある日、

目の上のたんこぶであった福井先生が、

過労で急死してしまいました。

 

そのとき、手塚治虫が、

思わず漏らしたのが、冒頭のこの言葉です。

 

「これで最大の競争相手がいなくなった

 と思うと心底ほっとした。

 僕は・・・僕はなんて汚らわしい

 人間なんだろう!」

 

 

 

 【嫉妬伝説】

 

 手塚先生が嫉妬深かったことは、

漫画業界では、よく知られていることです。

 

そんな嫉妬伝説をご紹介します。

 

嫉妬伝説1.

 

水木しげるの『ゲゲゲの鬼太郎』に

衝撃を受けた手塚先生、嫉妬のあまり、

水木先生に、

「あなたの絵は雑で汚いだけだ」

「あなたの漫画くらいのことは、

 僕はいつでも描けるんですよ!」と感想を伝えた。

 

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実は、

息子が「ゲゲゲの鬼太郎」の

ファンだったと知り、がっかりした。

 

嫉妬伝説2.

 

大友克洋の『AKIRA』を読んだ、手塚先生。

「僕はデッサンの基礎をやっていないから、

 こんな絵を見せられてはたまらない。

 一も二もなく降参する」と絶賛。

 

 

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ところが、

実際に大友先生と対面したとたん、

嫉妬心が燃え上がり、

「あなたの絵、

 虫メガネで見たけど 

 どこもデッサンが狂ってないね。

 でもあなた描くような絵は

 僕にも描けるんです」といった。

 

嫉妬伝説3.

 

弟子ともいえる、

藤子不二雄先生の全集が、

発売されることを知った手塚先生。

 

 

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祝福するどころか、嫉妬の余り、

「しばらくボクを

 一人にしといてください・・・」 

といったまま、誰とも口をきかなくなった。

 

なんと、そのとき、

手塚先生の、二度目の全集が絶賛発売中だった。

 

嫉妬伝説4.

 

やはり弟子ともいえる、 

石ノ森章太郎への嫉妬。

「COM」という、

手塚先生が出版していた月刊誌に、

石ノ森章太郎が『ジュン』を連載。

それまでにはなかった

「ポエムコミック」だったので、

漫画ファンの間で、大反響を呼んだ。

 

 

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手塚先生、それに嫉妬し、

「あれは漫画ではない」と酷評。 

これを聞いた 石ノ森先生、

ショックを受け連載打ち切りを宣言。

 

手塚治虫からの手紙に

愕然とする、 石ノ森章太郎

 

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すると真夜中に、

石ノ森先生の家に

手塚先生が訪ねてきて、

「自分でも

 どうしてあんなことをしたのか

 わからない、

 自分で自分がイヤになる」と謝罪した。

 

後年、石ノ森章太郎先生は、

こう語っています。

 

「僕らがいくらヒットを

生んだとしても、

しょせん手塚治虫にはかなわないんだよ。

あの人は雲の上の人なんだから。

誰も彼もそれを認めていたじゃない。

他人に嫉妬する必要なんか

まったくなかったんだ。

ところが、

雲の上から自分で降りてきちゃうんだね。

手塚さんは…」

 

 

【嫉妬はエネルギー】

 

巨匠として、

雲の上で奉られていればいいのに、

嫉妬でムキになって、

雲の上から降りてきちゃう。

 

この大人気ないところに、

手塚エネルギーの源泉が

秘められている

 

と見抜いているのが、

人物伝を書かせれば

白眉の作品を発表する、

作家の大下英治さんです。

 

大下氏は、著書

『手塚先生・ロマン大宇宙』の中で、

こう述べています。

 

「嫉妬のエネルギー、

 手塚治虫は、それさえも、

 自分に仕掛けている」

 

まさに、「嫉妬を極める」です。

 

 

 

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恋愛や仕事には、嫉妬がつきものです。

 

私は、

嫉妬はエネルギーのひとつだと捉えています。

それも、良い悪いは別として、

本能から涌き出す、

とても強力なエネルギーだと。

 

だから、

嫉妬エネルギーがネガティブな方向に使われると、

自分の心身を痛めつけるぐらいの、強い作用があります。

 

エネルギーは、使いようです。

 

嫉妬エネルギーを、

ポジティブな方に使うことも可能なのです。

 

もし、あなたが、誰かに嫉妬しているのなら。

そのエネルギーを、

あなたを上昇させるためのエネルギーに、

転用すれば良いいのです。

 

 

嫉妬心の強いひとは、

裏返すと・・・。

 

強力なエネルギーの

持ち主でもあるのです。

 

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いかがでしょうか。

きっと、みなさんの、クリエイティブな部分が

触発されたのではないでしょうか。

 

それでは、また、お会いしましょう。

さよなら(^-^)ノさよなら(^-^)ノ

 

   おかのきんや拝